本日(2015年12月9日)、エックスサーバーは、全アカウント対応、国内初PHP5の2倍以上の実行速度を誇る「PHP7」を導入しました。
エックスサーバーの全プランで利用できます。
エックスサーバー
「PHP7」とは?
「PHP7」は、PHP5に比べ2倍以上の実行速度を誇り、メモリ使用量が大幅に改善されたPHPの最新バージョンです。
この「PHP7」に、モジュール版PHPと同等の処理能力を持つ動作方式「FastCGI」とキャッシュによる高速化と負荷軽減効果を持つPHPの拡張モジュール「OPcache」を標準で有効化して提供されます。
FastCGIとは?
プロセス初回実行時に該当プロセスを一定時間サーバー内に保持することにより、次回以降、実行時の「プロセスの起動/終了」を省略して、高速化やプロセスの起動/終了に伴うCPUへの負荷を軽減することで速度面で優れるとされるモジュール版PHPと同等の処理能力を持つ動作方式。
OPcache
PHPの初回実行時に、PHPの内容を最適化した状態でキャッシュしておき、次回以降、同じPHPにアクセスがあった際にキャッシュを利用することで、PHP実行時のCPU負荷の軽減や、PHPの大幅な高速化を図るPHPの拡張モジュール。
PHPの最新バージョン「PHP7」を導入したのは国内レンタルサーバー事業者としては初となります。
「PHP7」導入
- 提供開始日:2015年12月9日(水)
- 提供対象:エックスサーバー 全プラン
- 利用方法:サーバーパネルの「PHP Ver.切替」でドメインごとにPHPバージョンを変更して利用
※PHP7では、「FastCGI」と「OPcache」をいずれも標準で有効(ON)にして提供されるので無効にすることができません。
サーバーパネルへログインして画面内の「PHP Ver.切替」を選択。
ドメインを選択を選択して、PHPのバージョンを選択して、「バージョンを切り替える」ボタンを押すとPHPバージョンを切り替えることができます。
PHP5系統の最新メジャーバージョン「PHP5.6」も導入
本日(2015年12月9日)、PHP5系統の最新メジャーバージョン「PHP5.6」も導入されています。
こちらもエックスサーバー全プラン対応で、モジュール版PHPと同等の処理能力を持つ動作方式「FastCGI」とキャッシュによる高速化と負荷軽減効果を持つPHPの拡張モジュール「OPcache」を標準で有効化して提供されます。
さいごに
「PHP7はリリース直後のためご利用のプログラムによっては PHP7 にまだ対応されておらず、PHP7に変更してしまうとウェブサイトに正常にアクセスできなくなってしまう可能性があります。」と記載されていたので、もしウェブサイトにアクセスできなくなると困るので、私は変更しませんでした。
しばらく様子見てやってみたいと思います。
つい先日、ロリポップ レンタルサーバーでも「同時アクセス数拡張」機能が搭載されるなど各社サーバー機能強化に力を入れていますね。
PHP7でどれほど高速化されるか気になりますね。
それではまた〜
現在、エックスサーバーでは、新規サーバーを契約すると独自ドメインが1個プレゼントされるキャンペーンが開催中です。2016年1月29日までとなっています。