国内最大級の個人向けレンタルサーバー『ロリポップ!レンタルサーバー』は、本日(2015年10月20日)、WordPressなどPHPで実行するプログラムを高速化できる「モジュール版PHP」をリリースしています。
このブログは『エックスサーバー』を利用していますが、『ロリポップ!レンタルサーバー』も所有しているので、「モジュール版PHP」に変更してみました。
その設定方法を紹介します。
ロリポップ「モジュール版PHP」
モジュール版PHPで実行するプログラムでは、CGI版PHPに比べ、大幅な速度改善が見込め、ロリポップのベンチマークテストにおいて、CGI版PHPに比べ「モジュール版PHP」は37倍の高速化を実現していると記載されています。
また同時アクセス数が増加し、通常高負荷によるアクセス遅延が発生するような状況においても、高速なレスポンスを維持し続け、大規模サイトであればあるほど実感できるとのことです。
「モジュール版PHP」は、『ロリポップ!レンタルサーバー』の全てのプランで利用できる訳ではなく、「エンタープライズ」プランと「スタンダード」プランにてモジュール版PHP(PHP5.6)が利用できます。
モジュール版PHP(PHP5.6)の利用方法
モジュール版PHP(PHP5.6)を利用するには事前に設定変更が必要です。
設定変更は、ユーザー専用ページ内『WEBツール』内の『PHP設定』をクリックして、ドメイン欄の右隣り『バージョン』で設定変更する必要があります。
PHP5.6(モジュール版)ではphp.iniの設定変更はできません。また設定変更後、反映に5~10分ほど時間を要します。
PHP5.6(モジュール版)を選択し、変更ボタンを押しましょう。
あれ?私の環境では、「旧サーバー環境であるため、5.6(モジュール版)をご利用いただくことができません。5.6(モジュール版)は、新サーバーのスタンダード、エンタープライズのみご利用いただけます。」と表示されました。
そのため、その上の欄の「新サーバーへの移行」をクリックして新サーバーへ移行することにしました。
「新サーバーへの移設を開始する」をクリックします。
新サーバーへ移設が完了したら、ロリポップより登録しているメールアドレスへメールが送信されてきます。
私の場合は、5分ほどで移設完了のメールが届きました。
再び、ユーザー専用ページ内『WEBツール』内の『PHP設定』を開いて5.6(モジュール版)を選択し変更しましょう。
これで無事、PHP5.6(モジュール版)にすることができました。
さいごに
結果、早くなったような気がします!
同時アクセスが増大するような大規模サイトではないのでどれほどの恩恵があるかはわかりません。
オプションサービスとかじゃなく、価格は据え置きで高速化になるのは嬉しいですね。
『ロリポップ!レンタルサーバー』は今後の予定として、リソース制御機能の提供、SNIの提供とHTTP/2への対応を予定しているそうです。
『ロリポップ!レンタルサーバー』利用者や今後、利用しようと思われている方は、ぜひ試してみて下さい。
それではまた〜